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鬱 と まんまる と 上司

こんばんは、まんまるです(・ω・)
今日はお昼頃に会社の上司に会ってきました。

上司 VS まんまる

もう正直、どうなろうがどうでもよかった。
「終わりです、さようなら」と言われる覚悟はできていた。

とにかく身体中痛くて、人や物音に対する恐怖心もあって早く家に戻りたくて仕方がなかった。
契約終了の話を承諾してさっさと帰るつもりでいた。

なんとか会社に着いて上司に開口一番に言われたのが、

「(会社に)来られるんだね。思ったより元気そうでよかったよ」

これ言われた時、自分がどれだけ苦しんでいるのかを理解してもらえていないことがとても悲しかった。
恐怖心や不安から動悸が治まらない状態で、必死で会社に来たのに。

泣いてしまいそうになったけど、上司の前では泣きたくなかったので深呼吸をして自分を落ち着かせた。
そして今回のようなことになってしまった原因を伝えた。
すると上司は、

「そんなことで(症状が)ここまでなっちゃったの?笑」

同情や心配をしてほしいわけではない。でも、なぜこの人は笑いながらこんなことが言えるのか信じられなかった。

そして上司は続けて、「いつ頃治るのか。人が足りていない。困っている」と言ってきた。

会社に迷惑をかけてしまっているのは私が一番わかっている。だから身体が言うことを聞かない自分が悔しくてたまらない。
いつ治るかなんて私にもわからない。早く治さなければいけないと焦れば焦るほど不安に駆られているのに、そんなことを言われたらもうどうにかなってしまいそうだった。

自分がこうなってしまったことへの悔しさ、そして上司に分かってもらえない悔しさで、これまで堪えていた涙が一気に溢れた。
そんな私を見て上司は焦ったのか、「プレッシャーを与えてしまったかな、ごめんね」と前置きしたうえで、

「私も周りのみんなも、つらくて苦しいことなんてたくさんある。でも頑張って出社してる。だからあなたも大丈夫。

上司なりに励ましたつもりだったのだろうが、何もわかっていない上司に「だからあなたも大丈夫」と言われたことが許せなかった。
それまでいろんな感情を押し殺しながら話を聞いていた私だったが、
「『大丈夫』って自信はどこから来るんですか?!あなたは私なんですか?!私がどんな症状に苦しんでいるか知った上で言っているんですか?!」と、泣き叫んでいる自分がいた。

その時の上司の様子はあまり覚えていないが、こう言われたのだけは覚えている。
「このままだと同じこと繰り返しちゃうかと思って励ましたつもりなんです。すみません」と。

そんなこと、私が一番わかってる。
前回と同じことになってしまった自分が許せないし、弱い自分が嫌でたまらない。
今後もこんな自分と向き合いながら生きていかねばならないし、物事のとらえ方や性格面を改善しなければならないのはわかっている。
でも、それを他人に言われるのが一番つらい。
「そうですよね、同じこといつまでも繰り返しちゃいられないですよね、頑張ります」って簡単に言えるぐらいなら、こんなに苦しんでいない。

もし、あなたの周りに「鬱」を抱えている方がいるのなら

どうかお願いです。

"そんなことで" とか、"あなたなら大丈夫" という根拠のない言葉、無責任な "頑張って" という言葉はかけないであげてください。
"いつになったら治るの?" "また再発したの?" "甘えなんじゃないか?" なんて言葉はもっての外です。

突然泣き出したりひどく落ち込むこともあります。そんなときに「どうしたの?」「また落ち込んでしまったの?」「今度は何を思い詰めてるの?」と質問責めをしたり、「言ってくれないとわからないよ!」と責めることも、どうか決してしないでください。

突然泣いたりひどく落ち込む時というのは、不安や恐怖心などいろんな感情が入り混じって耐えきれない場合が多く、「なぜなのか」とどれだけ聞かれてもうまく伝えられないのです。
また、伝えたとしても理解してくれないのではないか、相手に迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまい、伝えることを拒んでしまうことが多いです。

鬱症状は風邪などと違って目には見えません。人前では必死に健気に振舞っていても、1人になるととてつもない不安や恐怖心でいっぱいになったりします。
決して甘えではないんです。
周りに迷惑をかけちゃいけない、なんとかしなければ、という責任感でいっぱいなんです。
頑張ろうと思っても身体が言うことを聞かないし、いつになったら前みたいに元気だった自分に戻れるのだろうかというゴールの見えない恐怖と戦っているんです。

じゃあどう支えてあげればいいのか?

ただ、そばにいてあげてください。
泣き出した時や落ち込みが激しい時も、まずは見守っていてください。
話せる状態になった時には、「うん、うん」とただ話を聞いてあげてください。
話の内容によってはアドバイスしたくなることもあるかもしれません。でも、アドバイスをいただいたところで頭に入ってこないことが多いです。
そして、アドバイス=自分を否定されているのではないか、という新たな不安感をいだいてしまう場合があります。

また、これはあくまで私の体験談に基づいた上でのお話です。
症状の重さやその人の感じ方により、対応は変わってくると思いますので、あらかじめご了承ください。

最後に

尚、私は本日をもって会社を退職いたしました。